電子ブックFussa Craft Vol.3 小売・飲食業編 page 41/84

概要：
電子ブックFussa Craft Vol.3 小売・飲食業編

39福生エリア福生とともに60年昔ながらのそば店そば、うどん、丼物、ラーメンなど父の背中を追いかけて野島良和代表り返り、「料理には終わりがない」と話す。面倒見がよく、人望の厚かったという先代と同じ、商店会長や町会長を務め、「親父の後を追いかけているような感じ」と目を細める。常連客から頼りにされれば駆け付け、一人暮らしの高齢者の見守りなど、地域のボランティア活動にも力を注ぐ。「頼りにしてくれることはありがたいこと」とほほ笑むその人柄も、「やぶそば」の人気の一つだ。「何につけても本当に一生懸命やる人だった」。先代の背中を見て育ち、高校卒業後、「神田やぶそば」で２年間修行し、20歳で家業に就いた。「父の味に近づけたと思うまで30年はかかった」と料理人として歩んできたこれまでを振会社データ事業所名／やぶそば代表者名／野島良和住所／福生市本町23ＴＥＬ／０４２‐５５１‐０３２９営業時間／午前11時～午後７時30分定休日／木曜日駐車場／ありやぶそばそば」を継承する自慢の自家製手打ちそばを主に、うどんやラーメン、丼物まで、昔ながらの味と豊富なメニューが揃う。銀座通りの老舗そば店として親しまれ、常連客の中には、親子３代で足を運ぶ長年のファンも多い。そば、うどん、ラーメンは、すべて粉から仕入れて毎朝その日に打つ。看板メニューの「にしんそば」をはじめ、夏はもりそばやせいろ、冷やし中華、冬は鍋焼きうどんが人気。丼物などのセットメニューも充実し、「普通で、安心安全で、早い」をモットーに、朝から夜まで通しで営業する。先代の味を受け継ぐ２代目の野島良和代表は、「そばは、日本の文化。安全安心な自然食であり、バランス栄養食なので、高齢者にも良いです」と話し、「お客様に美味しいと言われることが、やっぱり一番うれしい。これからも福生とともに、体の続く限りやっていきたい」と今日も厨房に立って腕を振るう。MAP33昭和25年、先代の野島良作さんが福生の地にのれんを構えた「やぶそば」。「神田やぶ