電子ブックFussa Craft Vol.2 サービス業編 page 54/68

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52熊川エリア安心して通える店を目指して理容業付加価値のあるサービスを田中　勝弘代表その後、福生で開業。「知らない土地で開業するのには覚悟がいりました。お客様が来なかったら妻に店番させて、働きに出ようか....

52熊川エリア安心して通える店を目指して理容業付加価値のあるサービスを田中　勝弘代表その後、福生で開業。「知らない土地で開業するのには覚悟がいりました。お客様が来なかったら妻に店番させて、働きに出ようかとも考えていました」と振り返る。しかし、徐々に口コミで評判が広がった。３人の息子を育て、「福生で開業して良かった」と心から思う今日この頃。一方、時代が変わり、消費者のニーズも多様化したが、「付加価値のあるサービスを提供したい」と挑戦する心も忘れていない。宮崎県出身。五人兄弟の末っ子として農家に生まれ、理容業を志して上京した。６年間修行した日野市の理容店では３年で店長に就任。技術を磨くために競技大会や講習会にも積極的に参加し、夜11時まで働く多忙な日々を過ごした。会社データ事業所名／ヘアーサロン田中代表者名／田中勝弘Ｔ Ｅ Ｌ／福生市南田園2-4-18Ｔ Ｅ Ｌ／０４２‐５５３‐０６４２営業時間／午前８時30分～午後７時定休日／月曜、第２・３火曜日駐車場／ ありヘアーサロン田中「理容業は人の体に触れるうえに、刃物を扱う仕事。お客様に安心してもらえるように気を使っています」。昭和53年に開業して以来、夫婦で理容店を営んでいる田中勝弘代表。安心を勝ち取るため道具にはこだわっていて、自分に合ったものだけを選んで使う。切れ味を保つため、こまめに研ぐことも忘れない。得意なカットはスポーツ刈りと角刈り。「この二つが理容の基本。角刈りの仕上がり具合を見れば、どれぐらいの腕を持っているか分かります」と話す。「今の時代は待っているだけの経営では駄目」と、女性の顔剃りのＰＲにも力を入れ、結婚式の前に訪れる女性客も増えたという。技術はもちろんのこと、店主の人柄も求められる理容業。「安心感を持ってもらうこと」「気配りをすること」をモットーに顧客の満足度を追及している。小学生の時から通い、現在では結婚して自分の子どもを連れてくる常連客もいるという。「お客様が喜んで、『また来るよ』と言ってくれるのが一番嬉しい」と話している。MAP45