電子ブックFussa Craft Vol.1 住まい・暮らし・ものづくり編 page 9/68

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7福生エリア社会基盤の根幹づくり機械加工業フランジメーカー日本一へ島田　賢一郎社長の存続はもちろん、フランジメーカーで日本一を目指してほしい」と新社長に期待を寄せた。先代からは、「とにかく従業員を大切....

7福生エリア社会基盤の根幹づくり機械加工業フランジメーカー日本一へ島田　賢一郎社長の存続はもちろん、フランジメーカーで日本一を目指してほしい」と新社長に期待を寄せた。先代からは、「とにかく従業員を大切にしろと言われた」という島田社長。「コンクリートパイルは地中に埋まってしまうもの。地味な仕事ではあるが、建物を支えている誇りがある。ものづくりが好きな従業員たちと共に会社を守っていく」。そして「日本一になれ」という創業者の思いを胸に、新たな時代の一歩を踏み出した。島田賢一郎社長は大学卒業後、工作機械メーカーを経て、26歳のときに同社へ入社。平成21年８月に４代目社長に就任した。叔父で先代の島田俊司会長は「ここまで来るのにあらゆる試行錯誤があった。ものづくりには諦めないことが重要」と語り「会社会社データ事業所名／川崎鉄工（株）代表者名／島田賢一郎住　　所／福生市武蔵野台2‐34‐5Ｔ Ｅ Ｌ／０４２‐５５２‐１２０４Ｆ Ａ Ｘ／０４２‐５５３‐０４４２営業時間／午前８時～午後５時定休日／当社カレンダーによるＨ 　Ｐ／http://www.kawatetsu.co.jp/事業内容／機械加工業川崎鉄工（株）トパイル用の端板継手を主品目に、機械設計から部材の溶断切り出し、製缶溶接、機械加工までを一貫した品質管理が可能な自社工場で製造。産業分野で確固たる地位を築き、社会基盤の根幹づくりに携わっている。平成21年には創立50年を迎えた。初代創業者の「日本一の鍛冶屋になる」という思いは、機械加工へと移行した今も受け継がれる。建設現場の基礎工事で使用されるコンクリートパイル（杭）を結合する継ぎ手となるフランジ（輪状の金具）製品は、特殊形状の平鋼をコイル状に巻き取り、それを切断、溶接加工する製造法が特徴で、大幅なコストダウンを実現した。基本となる製造機器も自社開発したもので、日本で唯一の製品もある。同社のフランジ製品は、東京ディズニーランドや八景島シーパラダイスなどの建設にも使われた。また、溶接分野では電気を利用した特殊な溶接方法が可能な「フラッシュバット溶接機」をいち早く導入。量産品の溶接に優れており、西多摩でも同社だけ。建物の基盤となる見えない製品が、私たちの暮らしを支えている。MAP1 昭和35年、板金・溶接工場「（有）川崎鉄工所」として産声を上げた。創業以来、コンクリー