電子ブックFussa Craft Vol.1 住まい・暮らし・ものづくり編

電子ブックFussa Craft Vol.1 住まい・暮らし・ものづくり編 page 59/68

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熊川エリア57重量鉄工から手すりの修繕まで鉄骨工事業各職人の火をけさない石川 高広 社長00円。88キロだった体重が最初の1年で16キロも減ったしまったほど「学ばなければいけない技術が多く、精神的にもきつか....

熊川エリア57重量鉄工から手すりの修繕まで鉄骨工事業各職人の火をけさない石川 高広 社長00円。88キロだった体重が最初の1年で16キロも減ったしまったほど「学ばなければいけない技術が多く、精神的にもきつかった」と、過酷な下積み時代を懐かしむ。鉄工一筋30年。仕事の傍ら、地域では福生市消防団の団長を務めるなど、職人気質で人望も厚い石川社長。「手間と時間はかかるが、手づくりには良さがある」とものづくりへの思いを語り、「各職人の火を消さないこと」と、鉄工職人としてものづくりの火を灯し続ける。祖父は板金、父が板金と鉄骨の職人をしていた。「サラリーマンになるつもりはなかった」という石川社長は、高校卒業後、すぐに鉄工職人になるため3年間の修行に出た。鉄工の仕事は、何百とある道具を使いこなし、溶接や施工、管理等、数10種類もの免許が必要とされる。当時の日給は35会社データ事業所名/(有)石川鉄工所代表者名/石川高広住  所/福生市熊川152T E L/042‐551‐3608F A X/042‐553‐6499営業時間/午前8時~午後6時定休日/日曜日事業内容/鉄骨工事業(有)石川鉄工所昭和30年代開業の石川鉄工所は、創業者である父の後を受け継ぐ石川高広社長と、弟の好広さん、正広さんの3人兄弟が家族で営む町工場。鉄骨建設工事から鉄骨金物工事、鉄製ベランダ、階段、手すりの製作・修理まで、鉄に関することなら何でも扱う鉄のスペシャリスト。主に都内での建築工事が中心で、最近では、あえて建物の内装に鉄骨をむき出しにしたデザインなど、いわゆるデザイナー住宅の建設工事の依頼も多い。建築家や施工業者の要望を受け、難しい工事でも「図面さえあればできる」と、卓越した職人技で応え、形にしてきた。手がけた物件が専門雑誌で紹介されるほど、鉄骨屋として高い技術に定評がある。「建物だけじゃなく、飾り物や手すり、溶接できるものであれば何でもやる」。鉄よりも軽いアルミやステンレスの普及で、鉄骨業者が減りつつある中、顧客からの要望に応えるため、常に自問自答を続けている。「きれいに、丁寧にがモットー」と石川社長。建物の基礎となる鉄骨の仕事では「完成すると見えなくなる部分。だからこそ丁寧さが大事」だと、建築現場を内側から支えている。MAP50