電子ブックFussa Craft Vol.1 住まい・暮らし・ものづくり編

電子ブックFussa Craft Vol.1 住まい・暮らし・ものづくり編 page 55/68

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熊川エリア53確かな技術力に裏打ちされた鉄骨工事建築工事業、鋼構造物工事業鍛え抜かれた職人魂は今も高橋 章夫会長振り返る。しかし、鉄道の仕事は終電を過ぎてから始発までの間のため40代に入り体力の限界に。一....

熊川エリア53確かな技術力に裏打ちされた鉄骨工事建築工事業、鋼構造物工事業鍛え抜かれた職人魂は今も高橋 章夫会長振り返る。しかし、鉄道の仕事は終電を過ぎてから始発までの間のため40代に入り体力の限界に。一時はサラリーマンになろうかと考えたというが、仲間の支えもあり取得した技術を活かそうと、現在の建築関係に転向し今に至っている。鉄の塊から部品や資材を作ってきた経験は、今も脈々と。「自分が現場に行けば全てが解決する」と、現場での緊急事態ではなくてはならない存在だ。また、地域では頼れるリーダーとして奔走する毎日だ。父親の元で職人として鉄鋼技術を学んでいた頃、当時の国鉄の仕事を主に請け、老朽化した線路を建築資材に加工し、再利用する仕事をしていた。線路などを曲げる特殊な技術など独学で取得し、大きな駅の地下工事など手掛けた経験も。職人としての全ての技術を学んだと会社データ事業所名/(株)フクショウ代表者名/高橋 章夫住  所/福生市熊川371-3T E L/042‐553‐9360F A X/024‐551‐7830営業時間/午前8時~午後5時定休日/日曜、祝日H  P/http://www.tekko2.com/事業内容/建築工事業、鋼構造物工事業許可番号/都(般-17)第80705号(株)フクショウ昭和59年に創業。工場や店舗、マンションのほか福祉施設の骨組みとなる鉄骨工事を主に、倉庫や学校施設の修繕工事、一般家庭のリフォームまで幅広く行っている。父親が営んでいた鉄工所で働き、40歳で独立し現在の会社を興したのが高橋章夫会長。生まれ持った職人気質の努力家で、これまで取得した資格は24種類あり、ほとんどの工事を一人で行うことができる。その誰にも負けない技術力で、お客さんの信頼を広げ、これまで都内を始め各地で仕事を行ってきたという。「作らないと先に進まない」と高橋会長が言うように、建築物の骨組みの部分に当たる仕事への自負は大きい。鉄を自在に操る技術を活かし、鉄骨組みだけでなく、マンションの玄関ポーチやエントランス部分の鉄骨の上にステンレスやアルミで化粧した飾りの製作なども手掛ける。事業所名の「フクショウ」は、「福生で商い」から「福商(フクショウ)」となったとか。現在は長男の英樹さんが社長となり、鉄鋼技術を伝えつつ親子2代で会社を切り盛りしている。景気の過渡期を迎え、社章の沈まぬ太陽を胸に走る日々だ。MAP46