電子ブックFussa Craft Vol.1 住まい・暮らし・ものづくり編

電子ブックFussa Craft Vol.1 住まい・暮らし・ものづくり編 page 53/68

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熊川エリア51きっちりとしたいい仕事を畳製造・販売、畳工事一式、室内装飾「畳はいいな」と言われたい小林 昭社長をする際、家具の移動、部屋の掃除はサービスとして行っている。畳を替えたいけれど、タンスを動か....

熊川エリア51きっちりとしたいい仕事を畳製造・販売、畳工事一式、室内装飾「畳はいいな」と言われたい小林 昭社長をする際、家具の移動、部屋の掃除はサービスとして行っている。畳を替えたいけれど、タンスを動かしたり掃除が面倒との声に応え、お年寄りなどから喜ばれている。また、虫の出ないアレルギー用の畳もあるなど、お客さんの声を大切に、予算に応じ提案も積極的に行う。もちろん畳製造の基本は手作りの腕。一枚たりとも同じ寸法のない畳を、確かな目利きと腕で納品していく。「やっぱり畳はいいなといってもらえる仕事がしたい」と、職人の顔から笑みがこぼれた。創業者で父の豊次郎さんの元、15歳で畳職人の道を志し、住み込みの兄弟弟子らと技術を競い合った昭さん。「一級畳技能士」として仕事をする傍ら、息子で3代目の和博さんと店を切り盛りする。「いい仕事をする」。その信念と職人としてのプライドは譲らない。畳替会社データ事業所名/(有)小林畳店代表者名/小林昭住  所/福生市熊川505T E L/042‐551‐1360F A X/042‐551‐1375営業時間/午前8時~午後8時定休日/日曜、祝日H  P/http://www.fussa.co.jp/Fshops/008kobayashitatami/008top.htm事業内容/畳製造・販売、畳工事一式室内装飾(有)小林畳店後継者不足などで畳職人が減る中、親から子、孫ヘと伝統を受け継ぐ。モットーは「きっちりとした、いい仕事」。職人魂溢れる町の畳店として評判だ。畳は渡来品ではなく、純粋に日本固有の敷物。畳床のある現在の形になったのは平安時代といわれ、書院造り、正座文化から江戸時代には畳職人という職種が確立されたという。最近では化学物質住宅などの問題から畳が見直されている。小林さんいわく、畳は日本の気候や風土に最も適した床材で、畳に使われるイグサは、二酸化炭素を吸着して、空気を浄化する働きがあるという。また、保温性にも富み弾力性のほか、香りによるリラックス効果もあり、森林浴と同じ効果があるとも。主な仕事は畳替え。畳表は3?4年を目安に張り替えるのがお勧めで、畳表と畳縁を外し、裏返して新品の畳縁で仕上げる「裏返し」は2?3年が目安だ。また畳といっても編み方、イグサの種類などさまざま。最近ではフローリングに敷くだけの簡単で安価な、「薄畳」が人気だ。天然タイプや洗える畳など、洋間に和室を作ることも可能。「畳のことなら何でも、お気軽に相談ください」と話している。MAP44