電子ブックFussa Craft Vol.1 住まい・暮らし・ものづくり編 page 44/68

このページは 電子ブックFussa Craft Vol.1 住まい・暮らし・ものづくり編 の電子ブックに掲載されている44ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要：
親子3代地域に根ざした看板店看板・ステッカー等製作喜んでもらうことが何より堀江　浩一社長た父親や職人たちから見よう見まねで技術を学んだ。初めて自分が作った看板は今でも鮮明に覚えている。木で骨組みを作っ....

親子3代地域に根ざした看板店看板・ステッカー等製作喜んでもらうことが何より堀江　浩一社長た父親や職人たちから見よう見まねで技術を学んだ。初めて自分が作った看板は今でも鮮明に覚えている。木で骨組みを作ったり、板金、鉄骨、溶接などさまざまな技術を要する仕事には根気がいる。出来上がった看板を現場に設置するときが一番気を遣うとか。「作ることによって人に喜んでもらうことが何より」と仕事のやりがいを口にする堀江社長。「自分が作ったものが形として残っているのを見るとやっぱりうれしい」と笑う。幼いころから看板職人の父の姿を見て育った堀江社長にとって、看板を作る仕事に就くことは自然な流れだった。高校卒業後は専門学校へ進学して広告を勉強した。家業を継ごうと決意し、仕事を始めた数年間は修行の日々。「口では一切教えてくれず、黙って見て盗め」だっ会社データ事業所名／（有）ホリエ看板店代表者名／堀江浩一住　　所／福生市熊川941‐8Ｔ Ｅ Ｌ／０４２‐５５１‐１６９０Ｆ Ａ Ｘ／０４２‐５５３‐２１７８Eメール／koichi-h@t-net.ne.jp営業時間／午前８時～午後７時定休日／日曜、祝日事業内容／看板・ステッカー等製作（有）ホリエ看板店42MAP35福生エリア創業し、数年前からは長男の浩一さんが２代目社長となって受け継ぐ。浩一さんの息子・祐樹さんも加わり、親子３代で地域に根ざした看板業を営んでいる。「お客さんのニーズに応えることが第一」という堀江社長は、まず「相手に納得してもらうまで話し合う」ことから始める。打ち合わせを幾度も重ねて看板のレイアウト、デザインを決め、そこから製作に取り掛かる。パソコンの普及とともに、ペンキで描くのが主流だった看板制作も様変わりした。画像データを基に、店舗の雰囲気や街の風景に合ったデザインをイメージし、カッティングシート等、耐久の高い素材にプリントして貼り付けていく。練りに練ったデザインを形にするのは職人技の見せどころ。製作期間は１週間?10日ほどで、堀江社長は「作業時間はかなり早くなった」というが、人目を引く看板づくりへのこだわりは変わらない。「それぞれに好みが違う。お客さんに喜んでもらうことが何よりうれしい」と、親子３代で受け継がれるどこか温か味を感じる製品づくりが魅力だ。企業や店舗の看板、広告看板と、あらゆる看板を作り続けて半世紀。先代の堀江定夫さんが