電子ブックFussa Craft Vol.1 住まい・暮らし・ものづくり編

電子ブックFussa Craft Vol.1 住まい・暮らし・ものづくり編 page 35/68

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33福生エリアカビやシックハウスに強い「硅藻土」壁がオススメ左官工事全般(内・外壁)塗り替え等塗り壁の良さを伝えたい中村 茂夫社長つが仕事の出来を決める職人の世界。こだわりは「毎回、自分の家を作るような....

33福生エリアカビやシックハウスに強い「硅藻土」壁がオススメ左官工事全般(内・外壁)塗り替え等塗り壁の良さを伝えたい中村 茂夫社長つが仕事の出来を決める職人の世界。こだわりは「毎回、自分の家を作るような気持ちで仕事をすること」とキッパリ。最近は外壁をサイディングなどで作る家も多いが、塗り壁の良さは誰よりも知っているからこそ、仕事にも力が入る日々だ。「高いイメージがある塗り壁だが、なんとかお客さんの要望に応えられる仕事ができればと思っている」と話す中村社長。「壁のことなら何でも任せて。お気軽に相談ください」と、笑顔で話していた。建築工法も日々進化を遂げ、壁一つとっても、種類は年々増え続けている。塗り壁技術も新技術に追いつかなくてはならないことも多く「今でも壁塗りは勉強。場所や素材に合わせてどう塗るか、学ぶことが多い毎日です」と中村社長は話す。経験と指先の加減一会社データ事業所名/中村左官工業代表者名/中村茂夫住  所/福生市志茂167T E L/042‐553‐0315F A X/042‐553‐2715営業時間/午前8時~午後5時定休日/日曜日事業内容/左官工事全般(内・外壁)塗り替え等中村左官工業昭和30年代に創業した父の後を継ぎ、20歳から左官の道へ。現在は、地元を中心に戸建て住宅専門で仕事を行っている。一言で壁塗りといっても、その技術は専門的で、「昔は手許から始め、コテを持たせてもらって一人前に壁が塗れるようになるのに5年はかかった」と話す中村茂夫社長。壁一面をミリ単位で均一に塗るのには、技術や手先の動きに至るまで経験がものをいい、長年の感覚が全てだという。一軒の家の壁を完成させるのに1か月を要するとも。地道な作業だが、「自分の仕事が形として長く残るというのは、職人にとってやりがいがあるもの」と中村社長。また、35年前に手掛けた家がリフォームする際、再び仕事を依頼されたことも。「仕事を覚えてくれていることは、本当に嬉しいこと」と話す。家族が安心して暮す家だからこそ、壁選びは重要だ。中村社長は、長年の経験から身体にも、火災にも強い「珪藻土」を使った塗り壁を勧めている。土壁に近い自然素材で、カビやシックハウスを起さず、吸湿、放湿性にも優れているという。「伝統の塗り壁は少なくなってきているが、良さをもっと分かってもらえたら」と、中村社長は話していた。MAP27←硅藻土を使った壁