電子ブックFussa Craft Vol.1 住まい・暮らし・ものづくり編

電子ブックFussa Craft Vol.1 住まい・暮らし・ものづくり編 page 11/68

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9福生エリアタイル一筋、親子でつないだ60年の実績タイル工事父からもらった職人魂高崎 敏也社長を貼ってみろ」と父親に言われ、自宅裏で板にタイルを貼ってみたが、どうやっても落ちてしまう。「10年間も何を見て....

9福生エリアタイル一筋、親子でつないだ60年の実績タイル工事父からもらった職人魂高崎 敏也社長を貼ってみろ」と父親に言われ、自宅裏で板にタイルを貼ってみたが、どうやっても落ちてしまう。「10年間も何を見て来たんだと思いましたよ」と当時を振り返る。原因は、タイルにモルタルを乗せてから壁に貼るまでの時間の長さだった。父親に教わり始めて分かったという。と同時に父親もそうやって仕事を覚えてきたことを知ったという。「絶対に手を抜くな。気に入らなければ何度でもやり直せ」。父親の言葉を今も仕事に活かす毎日だ。「大きくなったらタイル屋になるんだぞ」と言われ育ち、手先を使うことが好きだったこともあり高校卒業後、父の元へ。しかし、仕事を始めたがタイルを貼らせてもらうことはなく、父親の作業の段取りだけで、作業を見ているだけだったという。そんな生活が10年続いたある日、「タイル会社データ事業所名/高崎タイル代表者名/高崎敏也住  所/福生市加美平2-16-2寿ハイツ301T E L/042‐513‐6255F A X/042‐513‐6255営業時間/午前9時~午後6時定休日/日曜日事業内容/タイル工事高崎タイル創業60年。父から譲り受けた家業は新築、改築などの一般住宅の内装や外装のタイル工事。「丁寧な仕事ができない」を理由に、大手ハウスメーカーの仕事は請けず、地元の大工や工務店の仕事にこだわって請け負っている。風呂場や玄関の土間などに貼られているタイルは、主に2種類ある。風呂場に使用されるのが陶器タイルで、仕上がりがきれいなのが特徴。また、玄関などの場所には、硬くて丈夫な磁器タイルを使用するという。タイル貼りといっても、場所の大きさ、形や土台によって貼り方はさまざま。目地を一つひとつ合わせながら、タイルの色や材質によって変化をつけるなど、職人の経験と感覚によって、空間を作り出す作業は見事だ。「場所を見ただけで、タイルを貼った後の状態が想像できます」と話す高崎敏也社長。「納得のいく仕事をする」を信条に、段差や目地合わせに至るまで、完璧を求める仕事ぶり。「細かく手間をかけるのが好きなんですよ。タイルの良さを最大限に活かしたいといつも思っています」。タイルは一枚の見本で見るより完成品は濃くなるため、選ぶ際は完成品などをみてからが良いという。MAP3